2016.03.23 Wednesday
あしまちゃんのホライゾン裏話
今世界中で駆け回っている女性初&最年少のV15完登ニュースですが、現場に居合わせた幸運と状況からの裏話をちょっと。
今回来日初日にして、早くも前回落ちた箇所のムーブをこなしていたものの、コンディションは未だ悪く、核心部や他のホールドは前日迄の雨の浸み出しで濡れたまま、乾く事はなかった。

2日目、状態は少し良くなるも核心部は浸み出しが続く中、本気トライが始まった。地元クライマーの棟梁的人物である陣内さん他の人達の協力で、ブローワー等々考えられる限りの方法を投入して、ホールドの状態改善を試みるも虚しく、そのホールドに到達する頃には既にジワッと湿り出してしまう。あしまちゃん自身も迷いが生じ始めたのか、足が切れたり力尽きたりと、最高到達点を更新出来ず。長期戦に突入を予期させる沈んだ雰囲気が漂う。
3日目、状態はかなり良くなり、浸み出しは残るものの、何とか拭き拭きブローワーで飛ばしのチョークアップを繰り返して、数分乾いた状態を維持出来る様になった。あしまちゃんの気持ちも一新して、最初のトライでは最高到達点更新、惜しくも核心最後の足ブラで振られた際左手の悪いジャムが剥がれてしまった。大ちゃんの初登時もここで何回も落ちていたというレッドポイント核心だ。明日からは又雨予報。プレッシャーも感じ始めていたかも知れない。実際後で曰く、「そろそろ決めないとダメかなと思った」そうな。で、この日2回目のトライで決めてくれました。

静かすぎて緊張した、と言うあしまちゃんのコメントを聞いて、唯一のギャラリーであるポッポさん(あしまちゃんのお父さん)と僕は、核心に突入するあしまちゃんへ果てしなく黄色に近い声援を送る。前回落ちた所では殆ど絶叫。ポッポさんのドスの入った「カモン!」があしまちゃんの魂に届いたのか、足の振られを耐えた。全てが完璧で流れる様な印象的なクライミングだった。

今回来日初日にして、早くも前回落ちた箇所のムーブをこなしていたものの、コンディションは未だ悪く、核心部や他のホールドは前日迄の雨の浸み出しで濡れたまま、乾く事はなかった。

2日目、状態は少し良くなるも核心部は浸み出しが続く中、本気トライが始まった。地元クライマーの棟梁的人物である陣内さん他の人達の協力で、ブローワー等々考えられる限りの方法を投入して、ホールドの状態改善を試みるも虚しく、そのホールドに到達する頃には既にジワッと湿り出してしまう。あしまちゃん自身も迷いが生じ始めたのか、足が切れたり力尽きたりと、最高到達点を更新出来ず。長期戦に突入を予期させる沈んだ雰囲気が漂う。
3日目、状態はかなり良くなり、浸み出しは残るものの、何とか拭き拭きブローワーで飛ばしのチョークアップを繰り返して、数分乾いた状態を維持出来る様になった。あしまちゃんの気持ちも一新して、最初のトライでは最高到達点更新、惜しくも核心最後の足ブラで振られた際左手の悪いジャムが剥がれてしまった。大ちゃんの初登時もここで何回も落ちていたというレッドポイント核心だ。明日からは又雨予報。プレッシャーも感じ始めていたかも知れない。実際後で曰く、「そろそろ決めないとダメかなと思った」そうな。で、この日2回目のトライで決めてくれました。

静かすぎて緊張した、と言うあしまちゃんのコメントを聞いて、唯一のギャラリーであるポッポさん(あしまちゃんのお父さん)と僕は、核心に突入するあしまちゃんへ果てしなく黄色に近い声援を送る。前回落ちた所では殆ど絶叫。ポッポさんのドスの入った「カモン!」があしまちゃんの魂に届いたのか、足の振られを耐えた。全てが完璧で流れる様な印象的なクライミングだった。

2013.08.10 Saturday
トラムウェイ・ボルダリング
出張の合間にカリフォルニア州南東部パームスプリング近くにある山頂台地のエリアを見てきました。数週間前の山火事で閉鎖中と言う噂だったので、手ぶらで期待せずにロープウェイで山頂へ。3000m近い高度迄一気に上がるので、下は40度を超える砂漠地帯でも上は20度ちょっとと言う快適さ。Tシャツだけだと肌寒い程だ。



着いて見ると、数百メートル離れたレインジャー・ステーション迄のボルダーは大丈夫な事が判明。意外と沢山あって、マットとシューズを置いて来てしまったのが悔やまれる事に。しかし、遠くには未だ燻る煙も上がっていて、何時又解禁になるのか心配も残る状態でした。



アプローチシューズで取り付くK女史。



着いて見ると、数百メートル離れたレインジャー・ステーション迄のボルダーは大丈夫な事が判明。意外と沢山あって、マットとシューズを置いて来てしまったのが悔やまれる事に。しかし、遠くには未だ燻る煙も上がっていて、何時又解禁になるのか心配も残る状態でした。



アプローチシューズで取り付くK女史。